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いかにしてGYARI家のボカロ作品は作られるのか

2014.08.13

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先日こちらの動画を投稿しました。

今回はこちらの全制作過程をガッツリ紹介したいと思います。

時は2014年5月下旬。
年に2度ビッグサイトで行われる日本の祭典「コミックマーケット」に向けて新作を作るというのがGYARI家のいつもの流れでありますが、夏コミでCDを作る場合、その入稿期限はだいたいいつも7月の下旬あたりになります。
締切2ヶ月前となったこの頃、どんな状況であったかというと

そろそろ何作るか決めようか ウィーッス

なんも決まってなかった。

まず何を作るかきめよう

じゃあ何作ろうか。 フルアルバム!10曲入り!

さすがに2ヶ月で作るのはしんどいなあ。5日で1曲作れるならいいけど。やめよう。

じゃあミニアルバム。5曲入り。去年同じようなことやったしなあ。あとただ曲作るだけだとあんまりインパクトがないと個人的には思っている。

ここ数年CDとか漫画作ってばかりだったから動画もそろそろあげたいっす。無駄に野球したしな。ココシガPはもはや懐かしい人みたいな立ち位置にいるからな。存在をアッピルせねば。

じゃあシングルCDか。それで動画作ってアッピルする。それだけだとCDとしてはちょっと物足りなくね?

じゃあくっそ長いジャズ曲にしよう。1曲50分ぐらいの。そのうち45分はカイトがゲッダンしてるだけっていうクソ動画にしよう。あっはっはっは

兄さんは一向に構わないけど?やっぱやめよう。

よしわかった!まず1曲3~4分ぐらいの普通の曲作る。そしてそれのJAZZアレンジも作る。長めの。で、動画も作ってそのイラスト素材データも全部CDに突っ込む。これでどうじゃろ。おお~

曲と動画素材が入ってるCD?変なCDだなあ。そういう変なCDを作っていきたい。

せらさんが作ったエアーマンが倒せないという昔からニコニコいる人なら誰もが知ってる曲があるんですが、その曲が収録されたCDが「CD-EXTRA」という規格になってまして。
普通にオーディオCDとしても機能するんですが、PCに入れると中身のデータも見れるという音楽CD+データCDみたいな仕様だったんですね。たしかそのCDにはドット絵とか動画データとか入ってた気がしました。

これ前からやってみたかったんですよ。

スケジュールをたてよう

制作期間2ヶ月だから、1曲目で2週間、2曲目で2週間、動画で2週間、CD作るのに2週間と考えれば出来そうね。ざっくり

え!?1曲2週間しかかけられないの!?やべえ!急に危機感湧いてきた!だからあれほど前もって作業をしておけと…

2ヶ月あるから余裕余裕とか思ってるとダメです(自戒)

曲を作ろう

じゃあどんな曲作ろうか。ハイ。SFPみたいなのつくりたいです。

カッチョイイロックバンド?なんだけど所々キョワァァァァアアアアンみたいな電子音が入ってるシャレオツなの。よしよく分かんないから任せるわ

SchoolFoodPunishment。略してSFPとかスクパニとか言うらしいです。もう解散しちゃったらしいですけど、今更聴き漁り始めて、次の曲はこんな感じにしてみよ~と思ってました。Twitterで「あ~SFPいいっすね~」ってつぶやいたら結構食いついてくれる人がたくさんいて人気バンドじゃないか!と思った次第であります。youtubeで聴けるものはほとんど聴き尽くしたと思います。お気に入りというか参考にさせて頂いた音源はこちら。

曲をつくろう1:まずはコード進行を決めます

適当に鍵盤で荒くれてコードを決めていきます。音楽理論はあんまりよくわからないので、響きの良さとか、この流れだと自然に転調するなーとか、わりと感覚で決めます。このあたり、幼少の時ピアノを習っていてよかったなと思うポイントであります。

こんなもんかなあ~ Bメロの流れが我ながらお気に入り。

1番サビまでの雑なコード譜

曲をつくろう2:ピアノ・ベース・ドラムの3トラックで1番サビまで作ります(~5/23)

これで大体曲の骨格が見えてきます。僕はギターが弾けないので、この3トラックがいつも基準になります。ピアノトリオが好きで。

曲をつくろう3:1番サビまでを作りこみます(~6/4)

3トラックからストリングスや変な音をどんどん増やして肉付けしていきます。

シュオオワアアアアアアとかキュゥゥゥオオオンンンンとかいう電子音ってどうやって作んの?とりあえず「Synth1の使い方」とかでググったんだけどよくわかんねーんだよ。アレつまみいっぱいあるしよ。せやな…

なのでCubaseに元から入ってるワンショット素材とか、「TAL-NoiseMaker」というフリーのプラグインが面白い音が鳴るのでそれらを駆使して分からないながらなんとかしました。
この時点である程度MIX作業も仮で同時に進めます。音を聴きながら音を作るので。

曲をつくろう4:フル版を作ります(~6/24)

1番まで一旦作りこむと、2番3番で流用できるので良いです。
そのあと展開をドゥンドゥン増やしていきましょう。

曲をつくろう5:MIX地獄(~6/29)

フル版ができたらMIX・マスタリングをします。
いままで何曲か作ってきましたが、この作業だけはほんとよくワカリマセン。
定番MIXプラグインのWAVESを買えばなんとかなると思っていた時期が私にもありました。
僕の感覚ではWAVESを買ってはじめてMIXについて勉強できる環境が揃った、みたいな感じです。
もうこれ音楽じゃなくてエンジニアリングの世界だよ…って誰かが言ってました。

ひとまず僕は下記のことを実践しています。

  • ベースとバスドラ以外のトラック全部イコライザで低音カット(ハイパスフィルター)
  • 各トラック、イコライザで一番美味しいところを持ち上げて他はカット(別トラックとぶつからないように)
  • 各トラック、コンプを挿したり挿さなかったり(やり方はよく分かってない)
  • 小さい音を大きくするのではなく、大きい音を小さくするようにすると良いらしい。
  • リバーブかけ過ぎに注意。
  • スネアにV-compを挿す(なんかスコーンとしたいい感じの音になる気がする)
  • ボカロはイコライザで高音域をガッツリ上げる。
  • ボカロはガッツリコンプ掛ける。(音量の差をなくす?)
  • 伴奏だけ、ボーカルだけのトラックを、クリップしない音量でそれぞれ書き出す。
  • 伴奏だけ、ボーカルだけのトラックを2MIXしてマスターにマルチコンプを挿して音圧を上げる。
  • きくおさんがyoutubeで4時間で1曲作る企画をやってたのでそれを見る(情報は大体そこから)

途中で何か正解かよくわからなくなってきます。一通りいじりまくった結果、何も手を加えないほうが良かったなんてことがざらにあります。死にたくなります。
最終的には、市販のCDの参考音源を読み込んでアナライザ(波形)が同じ形になるようにしたらそれっぽくなったので、「あ、もうこれでいいや」ってなりました。

曲をつくろう6:歌詞を書きます(6/29~7/4)

ここまで来て「MIXの前に歌詞作ったほうがよかったんじゃね?」と順番を間違えたことに気付きます。
僕は歌詞を書くのが大の苦手で、いつも後回しにするからこういうことになります。

音源より先に歌詞を書く人もいるかと思いますが、僕は語彙力が皆無なので音源を先に作ってメロディに当てはめる形にしないと死にます。

歌詞ダメだ~~~全然思いつかない~~~~~~どうしよっかな~~~~~~~

そういやSFPの名前の由来って何なのかな。調べてみるか。

名前自体は、英単語の響きで音楽の世界観を表現しているため、特に深い意味はない

Wikipedia http://ja.wikipedia.org/wiki/School_Food_Punishment

意味ないんかい!直訳すると給食は苦痛だって。なんのこっちゃ。

SchoolFood 学食… Punishment 処罰…

・・・・・・

午後の鐘が鳴る 景色が動き出す今
目を開いた

…その学校にはリンという少女がいました。お?なんか始まったぞ。彼女は昼食にあまりお金を掛けられないくらい貧乏だった上に自炊能力が無かったので節約のためにどうしても学食で昼食を済ませたかったのです。

辿り着いた地は 今も
闇に包まれて

しかしリンのクラスから食堂までは距離が遠く、食堂に着く頃には既に他のクラスメイトで埋め尽くされ、満席&完売となっているのがいつものパターンでした。は、はあ…

蠢く運命に 飲まれて
命の希望が 消えてしまうなら
誰より高く 飛び越え 掴み取る
答えを

リンは不公平だと思いました。クラスの割り振りによって食堂までの距離が違い、有利不利が、歴然とした差がそこにありました。でも仕方ないよと君は言う。学校の構造がそうなってんだからと。そらそうだ。

駆け抜ける 時を超えて前へゆく
無くした夢を覚えてるか

私はそんな運命には従わない。抗ってやる!リンは必至に廊下を駆けていきます。完売した学食メニュー、菓子パンたちを私は忘れない。学食ってそんなすぐ無くならないんじゃないかな…まあいいけど…

もう一度 欠片握りしめて
枯れた心に 明かりを灯して
生きて

今日も100円玉数枚握りしめていつの日か胃袋に学割メシを注ぎ込むのを夢見ながら生きます。ひっでえ訳だな。

時が静止した すべての始まりの前
動き出した

次の日。あ~っとこれはもう授業中にもかかわらず教室を抜けだして食堂に行こうとしてますね。どんだけ学食に対して執念燃やしてんだ。

辿り着く地まで 声が
届くよう 叫んで

これは完全にアレですね。アレ?

某フルメタルアニメの名台詞ですね。コッペパンを要求する!!!!

揺らいだ運命を 開いて
微かに確かな 希望が見えたから
最後の一歩を 踏み越え 終末に
届いた

ついにリンは食堂の席を確保します。おおやったじゃん。

駆け抜けた 果てに掴み取ったもの
輝く光失ってゆく
振り向いた 君が私に問う
「これが本当に欲しかったもの?」

ん?これは一体どういうこと?何が起きたんです?リンは奇跡的に食事にありつくことが出来ました…。でもそのご飯は…。

あんまり美味しくなかったのです…。

悲しい

ちがう!
こんな こんなはずじゃないと哭く
世界が歪みそうになった瞬間

あれだけ頑張った結果がコレでリンは発狂します。SAN値ゼロです。涙目で視界が歪みます。とその時!

君が君が ただひとつの 命手渡してくれたんだ

それを見かねたクラスメイトのレンくんが、なんと!手作り弁当を渡してくれました。

一人分つくるも二人分つくるもそんなかわんねーから。明日から作ってきてやろうか。そんなテンプレセリフを吐きます。イケメン。

満たされた 胸に君を宿して
生きて

心もお腹も満たされたリンはレンくんと共に生きていくのでした。っていう歌にしたんだけどどう?しょーもない歌だな。

イインダヨ!!適当にそれっぽい言葉並べといてそれっぽい雰囲気出てればイインダヨ!!染みるような深イイ歌詞とかあたしには無理じゃー!!コレが限界じゃー!!ボケーッ!!うわああーッ!!

GYARIさんは歌詞を書いてくれる人を募集しています(締切に余裕があるとき限定)

曲をつくろう7:この辺でスケジュールをぶっちぎってることに気付きます

偉い人は言いました。スケジュールをたてよう。そしてそれを守ろう。クッソ当たり前のことなんだけど何故かそれがなかなかできねーんだよなあ…。

頼まれ案件(仕事)では絶対にありえませんが、自分の案件だと気が緩んでしまうのでよくズルズル行ってしまいます。気をつけたい(願望)

曲をつくろう8:JAZZアレンジを作ります(7/4~7/11)

こんな感じにしたい。参考動画はこちら。

やっぱりピアノトリオが好き。ラテンから4beatになるとことか好きなんですよ。キメとかテーマの最後で3回繰り返すヤツとかパク参考にしました。

ミクちゃんはさーこのジョンパチツッ…パティトゥッチのさーすげえブォブォした感じの音色にしてさー1音目をタイにするやつ(ラテンの基本リズム?)やろうぜー

カイトはドラム完コピな。ファッ!?

ベースを1音目をタイにするやつがラテンベースの特徴的なリズムなんじゃなんじゃないかと勝手に思ってるのですが、これすげえ難しくて打ち込み大変でした。
録音ボタンを押しては止め、録音ボタンを押しては止めてTASみたいなことしてました。
ドラムも大変でした。あのグルーブ感なかなか出ない出ない。
ピアノは適当に弾いたのをほとんどそのまま打ち込んでいて、間違ったとこや気になるとこだけあとで直してます。(打ち込み最高)

音圧はちょっと低めにしてます。あんまり圧縮しちゃうとダイナミクス(強弱)がなくなるからJAZZ系の曲はあんまり音圧上げないほうがいいってどこかで誰かが言ってた気がします。

そんな感じで地道に作っていって、特にトラブルもなくさらっと完成しました。

動画を作ろう

曲まだっすか?(曲がないと動画ができない)予定ではもう動画が出来てなきゃいけない時期なんすけど?すんませんほんとすんまっせん。ちょっとジャケットの仕様を変えて納期伸ばしますんで勘弁して下さい。

当初は紙ジャケットにしたいな~~表面を通常曲の絵にして、裏面をジャズトリオの絵にしようかな~とかなんとなく考えてたんですが、紙ジャケットは印刷に時間がかかるので納期が普通より早いのです。ので、通常のケースに仕様を変更して少し納期を伸ばそうと決意したのがこのあたり。

デッドラインは、8/1の午前中となりました。

動画を作ろう1:どんな動画にするか考えます

普通曲の方はちゃんと動きをつける、セッションの方はオマケ扱いでいつもどおりな感じにする、の2部構成の動画にします。
普通曲の方の動画の内容を考えます。

じゃあ、すごいメインビジュアルを1枚カッチリ作って、動画はそれを基準にパーツを動かすぐらいの感じの簡単なものにしよう。時間ないし。なるほどっす

時間無いからっていうのを理由に動画の内容決めるのをやめたい(自戒)

参考動画はこちらの4:37から。

ああ~usiさんの絵いいっすね~。曲もすごく良い。
人が横見てて物が横に流れて疾走感ある感じのとこの一瞬のカットのとこだけを参考にしたい!

動画を作ろう2:ラフを起こします(7/16)

この辺で「そういえば最近CLIP STUDIOさんが3DLTレンダリングに対応してたな…」ということを思い出します。3DLTレンダリングとは、ソフトに3Dモデルを読み込んで、線画やトーンなどを自動生成してくれる機能です。「楽器とか建物とか車とか、手で描くのがめんどくさいものは3DLTレンダリングできればすごい便利じゃね!?」と前々から思っていたのです。

早速試します。

最高か。

個人的には3Dからは線画だけ変換して色塗りは自分でできれば良いかな思ってます。3Dモデルそのままだと「3Dモデル感」が出てそこだけ浮くので、自分が描いたキャラクターとテイストの差が出ないようになじませるようにします。 (別記事で詳しく解説するかもしれません)

動画を作ろう3:メインビジュアルを描きます(7/16~7/21)

こうusiさんの絵みたいな感じでリンちゃんが横向いてて物がいっぱい散らばってて「蠢く運命に立ち向かってる感」出そう。 色はニーアレプリカントのD.Kさんみたいなテイストで。明度高くて彩度ひっくい感じ。 後半のヨナかわいすぎてビビるっすよね。マジ天使。

なんだかんだしまして完成したのがこちら。
sfp_mainvisual
(今見るともう少し色数減らして暗い感じにしても良かったかなという気がします)

リンちゃん
sfp_rin

学校がテーマということでリンちゃんには制服を着せます。でもただの制服じゃなんだか物足りないのでちょっと模様を付けました。インスピレーションはツイッターで偶然見かけたこのへんから。

そういやニーアの服にはケルト模様っぽいのがあったな…と思ってそれっぽい模様を敷いてみたんですが、素材が悪かったのかゴテゴテしすぎたので却下しました。もうちょい華やかな方がいいかも。ってことでフローラルでシームレスないい感じの雰囲気のフリーのパターン素材を探したのですがなかなか見つからず。いいの見つけた!と思ったらライセンス情報が書いてなかったり。その素材のコメント欄に「この素材はクリエイティブ・コモンズ3.0ライセンスですか?」→サイト運営者「コレ匿名でウチに送られてきたものだから分かんねーんだわ。テヘペロ。」みたいなことがアメリカ語で書いてあってクソッタレェェェェェエエエエと思いました。ムカついたので自分で作りました。

floral_pattern
シームレスでフローラルなパターン

似たような感じでポリゴンっぽいパターンも作りました。(WEBデザインのトレンド「フラットデザイン」で一時流行ったらしい)ところどころに使ってます。

polygon_pattern
シームレスでポリゴンなパターン

オーバーレイなどで乗せるといい感じになります。(別記事で作り方の解説、素材配布などあるかもしれません。)

動画を作ろう4:トリオ絵を描きます(7/24)

sfp_trio

いつもの3人にも制服を着せます。(いつもとあまり変わらない)

動画を作ろう5:動画を編集します(7/22~7/31)

動画作成ソフトAfterEffects上に平面画像パーツを3D的に奥行ある感じに配置して、カメラだけもりもり動かせばいい感じにならないかな~とか考えて動画はあんな感じになりました。
こんな感じ。

こんな感じ

セッションの方は紙芝居動画なのでたいして難しいことはしてません。

この人だけいつも動きがうるさくてめんどくさいっすわ…

花火大会に行こう(7/26)

進捗ダメだけど花火は行くんだよ!!文句あるか!!ウェ~~イwwwwww

「全部やる」がポリシーなので花火も見に行きます。
大丈夫、間に合います。間に合います。
(糞暑い中食ったかき氷が最高うまかった。)

突然の法事により帰省(7/28-7/29)

/(^o^)\ナンテコッタイ
こういうことがないとも言えないから余裕を持った進行を心がけましょう。

曲名・ロゴを考えよう(7/29)

実はこの辺まで曲名が固まってませんでした。

もうSFPがコンセプトになっちゃってるから、頭文字SFPの3単語で考えよう。積極的にかぶせていくスタイル。

ということで「Scramble Full Panic」に決定。Scrambleは「(戦闘機が)緊急発進する」とか「奪い合う」とかいう意味があるし、Fullは「お腹いっぱい」という意味もあるし、パニックっぽいし雰囲気合ってていいかなと思ってます。多分ネイティブ的には変な意味になりそうですが、英単語の響きで世界観を表現しているからいいんですよ(震え声) あと略してスクパニだし。

sfp_logo

ロゴはフォントにパターンを敷いたシンプルなものにしました。(正直時間なかった)
色はScrambleでFullなPanic感のある赤系の色にしました。(?)

7月31日 やっと動画もできた~~CDに入れるデータこれで全部そろったっす~~ じゃあマスターCDをプレス会社に送るわね!(8/1午前中必着)やっとこれで作業から解放されるっすね~~

何勘違いしてるんだ。え?君の作業はまだ終了していないぜ。

ジャケットデータを作ろう(7/31~8/1)

じゃあ明日の午前中までによろしく。ウワアアアアアアアアそれがあったアアアアアアア

ほんとスンマセン…(スケジュールぶっちぎった人)

CDの中身はマスターCDを送らなきゃいけないので締切に間に合うように事前に宅配便等で送らなきゃいけないのですが、印刷データはネットで入稿できるのでギリギリまで作業できます。(※入稿ファイルに不備があったり回線がなかなかつながらないなどして締切時間を過ぎるとプレス会社さんにとっても迷惑をかけるので余裕を持った入稿を心がけましょう)

sfp_print
ということでデータを作りました。

基本的に以下のことを気をつけていれば不備なく入稿できる可能性がぐーんと上がります。

  • プレス会社のテンプレートを使用
  • 塗りたし3~5mmまでちゃんと描画する(切り取り線の外側です)
  • 画像は解像度350dpi以上(ドットの数です)
  • カラーモードはCMYK(印刷用のカラーモードです)
  • インク量は合計300%以下(カラーピッカーから色を選べばOKな気がします)
  • 必要なロゴ・表記を入れる(DiscマークとかMade in ●●●●とか)
  • 全ての画像を埋め込みにする(プレス会社によっては配置で)
  • 全てのフォントをアウトライン化(イラレの場合、Ctrl+AからのCtrl+Shift+Oでイッパツ)
  • イラレの場合、Ctrl+Yでいらないパスが紛れてないか確認
  • プレス会社のソフトのバージョンに合わせて保存

印刷会社ごとに入稿の案内があるので必ず一通り確認しましょう。

入稿完了(8/1朝6時)

お…終わったっす…。お勤めご苦労様でしたーっ!!

くぅ~疲れましたw これにて完結です!

ということで今回の動画の曲が、制作データまるっと入ったデータが一緒になった変なCDがC86夏コミにて頒布されます!
これを見て気になった方は手にとっていただけるとこれ幸いです。

ではでは!!

終わり

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